重機オペレーターとは、工事現場や工場において必要な重機を操作する職業です。重機としては、フォークリフトやクレーン車、ブルドーザーなどが有名で、安全で正確に操作するためには、高い技術と専門性が求められます。今回は、そんな重機オペレーターとはどういう仕事内容なのか、車両別に解説いたします!
重機オペレーターとは
重機オペレーターとは冒頭でもお伝えした通り、主に工事現場や工場で重機を操作するエキスパートです。一般的な工事現場では、身体を使う作業員と重機を操り作業をするオペレーターのふたつに分かれます。重機を操作する人を重機オペレーターと呼び、重機の操作にはそれぞれに資格が必要です。重機には「油圧ショベル」「フォークリフト」「クレーン車」「ブルドーザー」「高所作業車」「ロードローラー」といった種類があります。それぞれの重機によって操作方法が異なり、必要な資格も違います。多くの工事現場や工場では、業務の際にこれらの重機を扱う必要があるため、重機オペレーターはなくてはならない職業です。
車両別にみる、重機オペレーターの仕事内容
重機オペレーターが操作できる重機は複数ありますが、車両によって仕事内容が変わります。重機により必要となる免許と資格には違いがあり、その仕事内容も異なるため、ひとつの重機に特化して実績を積むオペレーターが多いのが特徴です。車両別に重機オペレーターの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
①油圧ショベル
油圧ショベルは、先端にスコップのようなものが付いている重機で、土砂や地面を削り取るのに使用します。土木工事や建設現場で用いられることが多い重機で、作業内容としては主に掘削、積込、破砕、整地と、幅広いのが特徴です。アタッチメントを交換することもできるため、農業や林業の現場、ビルなどの解体など、作業の幅を更に広げることが出来ます。「ユンボ」「バックホー」など、その呼び名はさまざまです。
②フォークリフト
フォークリフトとは、荷物を積むフォークを上下させるマストを備えた、自走式荷役運搬車両全般の呼称です。フォークリフトは、人力では持ち上げにくい数百kg〜数tの荷物を持ち上げることができ、またそれを運ぶこともできます。サイズも大小あり、現場や業務によって使い分けます。重たいものを安定して運べるカウンターリフトや、狭い場所で小回りが利くリーチリフトがあり、これらは現場や業務によって使い分けられています。カウンターリフトはエンジン式で座って運転しますが、リーチリフトはバッテリー式で、立って操作するのが一般的です。
③クレーン車
クレーン車とは、クレーンを備えた自動車や貨車のことです。大きな荷物を吊り上げて水平に運ぶことが可能で、ビルの建設現場の組み立てや荷上げ・荷下ろし、土木工事等の高所での作業に使われます。種類や大きさも複数あり、作業現場に適した車両が選択されます。
④ブルドーザー
ブルドーザーは、土砂の掘削・運土・散土・盛土・整地に用いる重機で、前面には鋼製の排土板が取り付けられており、排土板は油圧シリンダーで制御されています。ブルドーザーは、建設や土木、ダム、宅地造成だけでなく、岩石処理やパイプ埋設にも使用されます。また、ブルドーザーは乾地車と湿地車の2種類があり、土壌によって使い分ける必要があります。ブルドーザーの種類によっては、ぬかるんだ土壌や湿地のような土壌では行動不能になる場合があり、その際は湿地車という湿地用の車両を使用し作業を行います。
⑤高所作業車
高所作業車は高い所での作業を行うため、作業用バスケット(作業床)を有した、高所での作業を行うための建設機械です。作業用バスケットには、物資ではなく人を載せます。建設現場等の高所での足場や、ガラス清掃の作業足場、電球交換などのメンテナンス用足場、高所作業用足場として使用します。また、電力や通信施設、信号機や街灯の保守点検、街路樹の整備、航空機整備場や造園業者など、高所での作業がある場合に利用される車両です。
⑥ロードローラー
ロードローラーは、地面を押し固めるのに使用される建設機械です。ロードローラーの車体に付いている円筒状のローラーで、アスファルトの舗装や土壌整備を行います。
まとめ
今回は重機オペレーターとはどういった仕事内容なのか、車両別に解説いたしました。重機オペレーターは建設現場の重機を操作する人のことで、重機ごとに必要な免許や資格は異なるため、専門性が高く、現場には必要不可欠な存在です。そんな重機オペレーターの求人もplusjobで多数掲載しております。重機オペレーターをはじめ、これから建築・建設関係のお仕事で就職や転職をお考えの方は、ぜひplusjobをご活用ください!