建築業界の営業職とは?


建築業界では現場で作業をする人たちの他にも、営業を専門におこなう人たちがいます。建築現場で、実際に作業をする人たちがどんな仕事をしているのかは想像しやすいですが、営業職の人がどのような仕事をしているのかは、あまりピンとこない方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな建築営業にスポットを当てて、具体的な仕事内容などを解説していきますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください!

建築営業とは

建築営業の仕事は、自社が取り扱う建設工事の仕事を取ってくることです。建設工事ができる職人が揃っていたとしても、仕事を依頼されなければそもそも工事をすることはできませんよね。建築営業は、自社の建設工事をアピールし、工事の受注に繋げるための重要な仕事です。建築営業は、民間工事の建築営業と公共工事の建築営業の大きくふたつの種類に分けられます。それでは、それぞれの仕事内容について、詳しく解説いたします。

①民間工事の建築営業

民間工事の建築営業は、土地を所有している地主に対して営業をおこないます。具体的には、所有している土地を有効活用するため、マンションなどを建ててもらうよう提案をおこないます。土地を所有している地主に対して営業活動をおこなうということは、資産家の顧客を相手に仕事をする機会が多いということです。基本的には、新規のお客様であることや資産家のお客様を相手にすることなどが理由で、精神的にきついと感じることもあるかもしれません。お客様は、数千万〜数億円の投資をして、建物を建てることになります。ほとんどの場合で賃貸マンションなどの投資用物件を建てますが、投資用物件は収益が見込めないかぎり誰も建ててくれないので、高いマーケティング力と提案力が必要となります。

②公共工事の建築営業

国や自治体などがおこなう公共工事の施工業者は、原則入札によって決定します。公共工事の建築営業をおこなう場合は、入札に関する情報を常にチェックし、入札を勝ち取れるかどうかを調査します。営業力が必要な民間工事の建築営業とは違って、ここでは高い営業スキルは必要ではありません。その代わりに、建設や入札に関する深い知識と根気が必要となります。入札に関する申請書類等には細かい規定があり、慣れるまでには時間がかかります。丁寧に規定通りの申請書類を作成する必要があるので、コツコツと情報収集をおこない、細かい仕事ができる人に向いているといえます。

建築営業と住宅営業の違い

建築営業とよく比較されるのが、住宅営業です。これらの仕事には、対象となる顧客と建物の活用目的という、ふたつの違いがあります。住宅営業は、基本的には購入した建物に自分たちで住むという人がターゲットとなります。主に建売住宅や注文住宅を購入してもらうために営業をおこないますが、一方の建築営業では、地主や官公庁、法人を相手に営業をおこないます。公共工事なら、要求を満たす建物をいかに低価格で実現できるか、民間工事なら、いかに収益を生み出せるか、が重視されます。住宅営業よりも工事の規模が大きくなりがちで、居住性などについては、あまり重要視されません。


今回は建築営業の仕事内容について解説いたしました。建築営業は、さまざまな理由からきついと言われることも多い仕事ではありますが、それ以上のやりがいと魅力のある仕事です。クライアントとの信頼関係を築けたときや、契約が成立したときなど、他の仕事にはない達成感を得ることができるでしょう。関東の建築・建設業界に特化した求人サイトplusjobでは、建築営業をはじめ、建築関係に関するさまざまな職種からの求人も多数掲載しております。建設業界への就職や転職をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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