施工管理の採用がなかなかできなかったり、求人を出しているのに、そもそも応募が集まらなかったり…。
このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回はそんなお悩みを解決すべく、施工管理の応募がくるポイントについて解説いたします!
まず、施工管理が採用できない理由とは
求人を出しても応募が集まらなかったり、未経験募集にしたにも関わらず採用ができないなど、そういった声もしばしば聞かれる施工管理の採用ですが、まず最初に施工管理の転職市場などを分析しながら、施工管理が採用できない理由について考えていきたいと思います。
・全国的に有効求人倍率が高まっている
まずはじめに、有効求人倍率から確認しましょう。有効求人倍率とは、求職者1人あたりに対して、何件の求人があるかを示すものです。有効求人倍率が「1倍」を超えていると、企業がより多くの求職者を取りあっている状態となり、「売り手市場」だということが確認できます。2019年5月に発表された全国の求人倍率は「1.62倍」となっていて、この高水準は現在も続いており「超売り手市場」となっています。さらに職種別で見ていくと、建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は「5.92倍」で、営業職をはじめとする代表的な10職種の中でも最も高い数値となっています。建築・土木・測量技術者の採用は、そもそもそれだけ難しい職種といえるのです。
・建設業界が深刻な人手不足に陥っている
リーマンショック以降、不況となっていた建設業界ですが、東日本大震災からの復興事業やアベノミクスによる公共事業の増加、また2020年の東京オリンピックなどの影響から、現在はかなりの特需となっていますが、その一方でリーマンショックの際、建設需要が激減したことから、多くの技術者がこの業界を離れました。また、「建設業界は3K」というイメージもあり、若手がこの業界に入ってこなかったり、若手の技術者が別の産業に流れてしまっているのです。こうした背景から、建設業界は慢性的に人手不足の状態になっています。
・求人での魅力付けができていない
人手不足が深刻化するなか、採用がうまくいっている企業とそうでない企業の二極化が進んでいますが、応募が集まっていない求人にはひとつの共通点があります。 それは、求人において「魅力付け」ができていないことです。求職者はいろんな求人を見ながら、この会社に入ると自分にとって何が良いのかをイメージしていきます。それは「今までより収入が増えそう」「働きやすい職場だから家族も安心できる」「人間関係が良さそう」といったものです。応募が集まっていない求人は、この「魅力付け」ができておらず、この会社で働きたいという志望動機が形成できていないのが特徴です。
施工管理の採用を成功させるポイント
ここでは、施工管理の採用を成功させるために必要となるポイントを具体的にお伝えしていきます。貴社の現在の状況や今後の展望などを思い浮かべながら、ぜひ一緒に考えてみましょう。
・施工管理未経験者の採用を検討する
お伝えした通り、施工管理の採用難易度は高止まりしている状況です。そこで、現在の業務量や既存社員のスキルや経験、年齢などを考慮し、新たに採用したい人材に求めるスキルについて、考えるところから始めてみると良いでしょう。入社後すぐの即戦力となる施工管理経験者を採用したいと考える企業は多く、倍率は非常に高いのですが、その一方でもし社内にベテランが多く、若手を育成する余裕があるのなら、あるいは時期的に業務量が落ち着いていて、新人をじっくり育てる時間がありそうなのであれば、未経験者採用を検討してみるというのはひとつの手です。
・採用基準の認識を揃える
採用したい人材に求めるものを、事前にしっかりと言語化して、社内で共通認識を持っておくということも重要です。漠然と「若手が欲しい」や「経験はあればあるほどいい」といったイメージでは、どんな人材を集めるべきか明確ではなく、求人が求職者に響きづらくなってしまいます。また、せっかく応募が集まっても社内で採用基準が統一されていなければ、面接官によって応募者の評価が異なり、適切な採用ができなかったり、人事と現場で認識がずれていることによって入社後の教育がスムーズにいかなかったりということが発生しかねません。求める人物像には、あれもこれもと条件を追加してしまいがちなのですが、その分採用難易度は上がってしまい、相応の待遇を用意しなければならなくなってしまいます。まずは採用する上で、最低限求める経験や知識、資格、スキルに絞って検討してみましょう。
・自社の魅力を整理する
採用基準を絞り込めたら、それを満たす人材に向けてアピールできる自社の魅力は何があるか整理してみましょう。特に、施工管理経験者の転職理由や求人を見る際に注目するポイントを満たせるような内容があればベストで、この際に重要なのは、相場に目を向けることです。「残業が少なくない」「給与が良くない」と思っていたとしても、周囲の企業と比較すると魅力的である、というケースは往々にしてあり、また「入社時点での給与は高くはないものの、昇給幅が大きい」という点が目を引くという場合もあります。実際に働いている社員がいる以上、アピールできるポイントは必ずあります。
今回は施工管理の応募がくるポイントを解説いたしました。plusjobでは施工管理をはじめ、建築業界のあらゆる職種からの求人を掲載しておりますが、plusjob独自の採用保証や、年間を通して広告費を抑えられるお得な料金プラン、企業様の様々なニーズにお応えする独自のサービスを提供させていただいております。求人にお困りの企業様も、お仕事をお探しの方も、ぜひplusjobにお任せください!