「大人になったらなりたい職業」として、いつの時代もベスト10に入っている看護師という職業。“白衣の天使”と呼ばれ、多くの人の役に立ち、大きなやりがいのあるお仕事として、実際に目指す人も多い職業です。しかし、専門学校に通って難しい国家試験に合格しなければならないなど、その道は決して簡単ではありませんよね。「看護師には憧れるけど、私にはきっと無理!」と諦めている方にオススメしたいのが、看護助手のお仕事です。看護のお仕事がしてみたい、あるいは医療の現場でのお仕事がしたい、という方の願いが叶う看護助手は、通称メディカルケアワーカーやナースエイドと呼ばれていて、今や医療業界に限らず、介護の世界でもなくてはならない存在として注目されています。そこで今回は、看護助手のお仕事にスポットを当ててみました!
看護助手の主な仕事や業務内容とは
看護助手が活躍しているのは、主に医療機関の一般病棟や療養型病棟や外来です。さらに、超高齢化社会を迎えた今、その活躍の場は各種介護施設や訪問看護ステーションなどにも広がっています。医療機関では、看護師のサポートが仕事のメインで、介護の現場では利用者の身の回りのお世話などを任されます。
医療機関では、看護師のアシスタントにとどまらず、独立したひとつの職業として業務に携わるケースもあるなど、携わる仕事の内容は勤務先によって異なります。
ここでは、一般的な看護助手の仕事の内容をご紹介いたします。
看護助手の仕事①:看護ケア
医療機関に入院している患者や、介護施設に入居している利用者の看護ケアは、看護助手の仕事となります。居室の掃除やベッドメイキングなど、患者や利用者が少しでも快適に過ごせるように環境整備を任されます。食事の配膳や介助、入浴や排泄介助も看護助手の仕事です。さらに、入院患者の場合は検査の付き添いや、介護施設に入居している方の場合は病院への付き添いなども任されます。
看護助手の仕事②:看護師のサポート
看護師が医療行為をスムーズに行えるよう、サポートをするのも看護助手の大事な仕事です。診察時に患者の体を支えたり、洗髪や清拭の際には、患者の衣服の着脱の援助などを行います。さらに、医師に検査結果を伝えたり、医師と看護師、医師と患者をつなぐメッセンジャーとしての役割も担います。
看護助手の仕事③:備品管理
病棟や診察室、検査室などの掃除や後片付けも看護助手の仕事です。また、検査室の器具のセッティングや医療器具の消毒、備品管理といった仕事も任されます。
看護助手や看護師、准看護師の違いとは
看護師は、厚生労働大臣から免許を受けた国家資格をもち、診察の補助や療養上の世話を行っています。看護師は、自分の判断で医療行為を行うことが可能なので、患者の急変時の対応を行うことができるなど、医療現場でも重要な役割をもつ職業といえます。
次に、 看護師が国家資格なのに対して、准看護師は都道府県知事の免許となります。医療行為は行うことができますが、看護師のように、自己判断で業務を行うことはできません。診察の補助や療養上の世話を行う場合においても、看護師の指示のもとで行わなくてはなりません。
そして 看護助手は、看護師や准看護師と違って必要な資格はありません。その代わりに、医療行為も行うことができません。主に看護師をサポートすることが仕事となっており、医療器具の準備や後片付けなど、雑務的な仕事がメインとなります。
●資格
・看護師:国家資格
・准看護師:都道府県知事の免許
・看護助手:なし
●医療行為の可否
・看護師:可
・准看護師:看護師指示のもとであれば可
・看護助手:否
●業務内容
・看護師:診察の補助や療養上の世話
・准看護師:医師や看護師の指示のもとに限り、診察の補助や療養上の世話
・看護助手:療養上の世話や看護の補助、環境整備
人気の医療現場でのお仕事ですが、看護助手のお仕事内容や、看護師・准看護師との違いについてお話させていただきました。看護助手をしながら、看護師を目指したい!という方も、働きながら資格を取れる職場もあったりしますので、ぜひ一度plusjobで検索してみてはいかがでしょうか?きっとあなたにピッタリの条件が見つかるはずです☆*。