みなさん「ロカボ」という健康法を聞いたことはありますか？ダイエットや健康維持を目標にしている方にとっては、おなじみの言葉かもしれませんが、ロカボに関してまだまだ疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？今回は、そんなロカボに関してご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください！
ロカボの概念「おいしく楽しく適正糖質」
「ロカボ」とは、一般社団法人 食・楽・健康協会が提唱している概念で「極端な糖質制限ではなく、おいしく、そして楽しく、適正な量の糖質を摂取しましょう」という考えのことです。ロカボの語源は「Low Carbohydrate（ロー・カーボハイドレート）」つまり「炭水化物（＝糖質）の摂取を制限する」というものです。このロー・カーボハイドレートはロカボと似ていますが、実は別の概念です。ロー・カーボハイドレート（ローカーボ）が厳しい食事制限を含む健康法なのに対して、ロカボでは糖質の摂取量だけに気をつけて、あとは好きなものを好きなように食べる、という考えです。
ロカボと糖質制限の違い
上記の説明で「それじゃあロカボは糖質制限と何が違うの？」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか？ロカボの語源となっている、Low Carbohydrate（ロー・カーボハイドレート）が、いわゆる「糖質制限」のことを指し、極端な糖質制限や厳しい食事の制約があります。糖質は三大栄養素の「炭水化物」に該当し、体や脳をすばやく動かす、大切なエネルギー源です。しかし、大量に摂取すると肥満の原因になり、米やパンなどの主食をはじめ、いも類（じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、とうもろこし）、果物にも多く含まれているために、どうしても摂取量が多くなってしまいがちです。この糖質は血糖値を急激に上昇させ、さまざまな病気につながることから、人によっては医師の管理下で厳しい糖質制限を必要としている人もいます。ローカーボは辛いダイエットを示唆するような言葉でもあるので、もっと手軽で、かつ緩やかな糖質制限を表す言葉として「ロカボ」が誕生しました。
ロカボをおすすめする理由
ここからは、なぜロカボがおすすめなのか、その理由について深堀してみましょう。
・無理せず、飽きずに続けられる
ロカボをおすすめする理由の１つ目は、なんといっても、無理せず、飽きずに続けられる点です。ロカボは糖質の量さえ守れば、おなかいっぱい食べてもOKであるため、主食も大好きなお肉も、デザートまで我慢しなくてもいいのです。もちろんアルコールも楽しめます。ロカボなら食べられないストレスや人付き合いに悩むこともなく、無理のないペースで食事を楽しみながら続けられるのです。
・さまざまな病気の予防になる
ロカボをおすすめする理由の２つ目は、さまざまな病気の予防になることです。ダイエットの話題になると、度々出る血糖値の急上昇や急降下の危険性ですが、血糖値の急上昇と急降下は、心臓病や脳卒中、糖尿病、高脂血、高血圧のリスクを高めて、動脈硬化や腎不全、ガンや認知症といった病気にもつながります。ロカボは、美容やアンチエイジングの分野でもいいとされていて、糖質を摂りすぎると、糖化（とうか）という肌の老化現象が起きます。糖化によって肌がくすんで見えたり、肌の柔軟性が失われてシワにつながったりすることもあり、適切な糖質制限は、体の内側にも外側にも、良い効果をもたらすのです。
・医療費の削減
糖質を制限することによって、さまざまな病気の予防につながるのなら、当然医療費の削減にもなります。これが、ロカボをおすすめする３つ目の理由です。現代は医学も進歩し、病気の早期発見や治療は昔に比べると容易にはなりましたが、一度治療を受けるとその後もずっと投薬を続けたり、通院が必要になることもあり、大変です。そもそも病気にかからない、医者にかかる必要がないくらい元気なことがやはり理想的ではないでしょうか。
とっても簡単！ロカボのやりかた
「ロカボのやりかた」とわざわざ説明するほどの難しいことは何もありません。糖質摂取量を以下の基準に収めるだけです！
１食：20～40g
デザート：10g以下
１日：トータル70～130g以内
これ以外には、カロリーや食べていい食材の種類などに制限はありませんので、とっても簡単でシンプルです！
「無理せずにおいしく楽しく続ける」これがロカボの合言葉。どんなに優れたダイエット法も、きつくて続かなければ、意味がありませんよね。糖質は私たちの食生活とは切っても切り離せない存在だからこそ、無理のないペースで制限することが重要です。あなたも今日からロカボ生活を始めてみませんか？
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