高卒でも大手ゼネコンで働ける?


建築業界のなかでも、大手ゼネコン会社での勤務は特に華やかなイメージが強いとされています。取り扱うプロジェクトが大きいぶん、大きなやりがいを感じられ、さらに収入も高いので、大手ゼネコンでの勤務に憧れている方は多いのではないでしょうか?しかし、大手ゼネコンの多くは、高学歴の新卒採用をメインに行っているので、高卒での入社は厳しいとされるのが一般的です。そこで今回は、そんな状況のなかでも高卒から大手ゼネコンに入社できるのか、そのためにはどうすれば良いのかについて解説していきたいと思います!

高卒での新卒入社はハードルが高い

まずは高卒から大手ゼネコンに入社する難易度を確認していきたいと思います。

・そもそも高卒の新卒採用は行っていないことも

大手ゼネコンのほとんどが、いまだに日本ならではの新卒一括採用を取り入れています。新卒といっても、大卒以上の募集であり、高卒はそもそも応募できないケースがほとんどです。また大手ゼネコンは、待遇の良さや知名度の高さから応募が殺到するため、大卒であってもある程度の学歴でなければ、書類選考の時点で足切りされてしまいます。大手ゼネコンに新卒で採用されるのは、高卒だけでなく、大卒であってもかなり難易度が高いといえます。

高卒なら中途採用での入社を検討

高卒から大手ゼネコンへの入社の難易度は高いですが、新卒採用ではなく、中途入社を狙えば入社できる可能性は高まります。なぜ新卒ではなく、中途入社の需要が高いのか、その理由を解説いたします。

①経験豊富な人材は貴重

大手ゼネコンに限らず、企業が中途採用をする理由としては即戦力を求めているからです。中途採用には経験豊富な人材が集まりやすく、即戦力となる人材を採用することが可能です。大手ゼネコンは、新卒には人気がありますが、激務や今後のキャリアプランの変更などにより、途中で退職してしまう人も少なくありません。人材不足を補い、教育にかかるコストを削減するため、大手ゼネコンでは積極的に中途採用を行っています。高卒でも十分な経験があれば、中途採用でアピールし、入社につなげることが可能です。

②大手ほど人材不足の傾向に

大手ゼネコンは常に人材不足の傾向が強く、中途採用の枠や採用される回数も多くなります。不景気が続く建築業界のなかでも、大手ゼネコンは安定して仕事があるだけでなく、海外展開など次々と新事業を展開できる資金力もあります。しかし、その分の人材を確保するのが難しく、新しいことにチャレンジできないジレンマも同時に抱えています。特に建築業界は、労働力不足や人材の高齢化が懸念されており、高卒で若いころから現場での経験を重ねてきた人材というのは大変貴重な存在です。募集要項に当てはまる部分が多ければ、高卒からでも大手ゼネコンに入社できる可能性が高まります。

③マルチなスキルを持つ人材は評価される

高卒から建築業界に携わっていると、その分経験する業務も多くなります。マルチなスキルを持つ人材は、異動が多い大手ゼネコンでも高く評価され、採用につながりやすいといえます。現場での作業から施工管理、デザインや営業など、どの分野でも活躍できるスキルを若い段階から身に着けておくことが大切です。

④語学力が必要になることも

大手ゼネコンでの中途採用は、海外への進出を見越した採用であるケースも少なくありません。日本の建築業界では不景気が続いていますが、大手ゼネコンは発展途上国のインフラ事業なども手掛けており、海外での仕事も多数あります。また、海外の取引先や海外からの労働者と一緒に仕事をするケースもあるため、一定以上の語学力が求められる可能性もあります。人材を募集する際に、同じくらいのスキルや経験がある人材であれば、より語学力が高いほうを採用する可能性も高いので、語学力も磨いておくことが大切です。 

高卒から大手ゼネコンへの転職も夢じゃない!

今回は、高卒から大手ゼネコンへの入社を目指す方法を紹介いたしました。大手ゼネコンは、高学歴の大卒の人材を多く募集していますが、高卒でも入社できるチャンスは多数あります。高校からの推薦のチャンスを逃した場合でも、中途採用やグループ会社からの入社など、さまざまな手段があったり、場合によっては経験豊富な高卒のほうが選考で有利になる可能性もあります。中途採用の募集を常にチェックすることはもちろん、選考でアピールできる実績を積み重ねたり、有利になる資格を取得することも大切です。将来、大手ゼネコンでどのように活躍したいのか、キャリアプランを明確にしたうえで、着実に準備を進めていきましょう。
plusjobでは、大手ゼネコンからの求人も掲載しておりますので、学歴に関わらず大手ゼネコンでの転職を目指している方は、ぜひplusjobをご活用ください!

条件を選んで検索

条件から探す

東京都

神奈川県

埼玉県

千葉県

line
line