職務経歴書の書き方


職務経歴書とは、これまでのあなたの経歴や保有している能力を伝え、応募先の企業でどのように活かせるかをアピールするための書類です。採用担当者は、記入内容をもとにしながらあなたの経験や能力を把握し、自社の募集ポジションにフィットするかを判断します。今回はそんな職務経歴書の書き方についてご説明いたします。

まず職務経歴書と履歴書の違いとは

履歴書にも「職歴」や「資格」などを記入する欄がありますが、職務経歴書ではこれまでに在籍した会社での業務内容や経験を、より詳しく書けることが特徴です。特に「自己PR」の部分においては、応募先の採用担当者が「入社後、あなたが活躍するイメージ」を持てるようなエピソードを交えて、具体的に書くと良いでしょう。

職務経歴書は手書きが良い?

職務経歴書は応募先からの指定がなければ、PCでの作成が基本です。手書きする必要はありません。もし手書きで作成したいという場合には、市販の職務経歴書用紙を購入し、記入するのが一般的です。

職務経歴書の書き方

職務経歴書で記入する項目は下記の5つです。それぞれ記入のポイントを見ていきましょう。

①日付・氏名

日付は、職務経歴書を提出する日を記入します。郵送の場合には投函日を、持参する場合には持参日を記入します。(履歴書と一緒に提出する場合は、日付は履歴書と合わせます)また日付の下には忘れずに、フルネームで氏名を書くようにしましょう。

②職歴要約

職歴要約には、これまでに経験した業務や実績(自分が何をしてきたのか、自分には何ができるのか)を、3行から5行程度でまとめます。書類を読む担当者は、短い時間でチェックすることがほとんどなので、このあとの③職務経歴でアピールする内容の、ダイジェスト版という感覚で書きましょう。

③職務経歴

職務経歴の項目では、あなたの経験を古いものから順に記入します。記入する項目は、以下の6種類です。

1.企業名
2.事業内容
3.売上高・従業員数・資本金
4.期間
5.職務内容
6.実績

また、転職や異動などによって担当業務やプロジェクトが変わったタイミングで経歴を区切り、それぞれについて上記の項目を記入します。ただし、会社が変わらない場合は、4~6だけを追加します。

④活かせる経験・資格・知識・スキル

③の職務経歴の中で、紹介しきれなかった経験やスキル(能力)、また所持している資格や知識などをアピールする欄です。業務に関連する資格を中心に記入していきます。なお「資格」と「活かせる経験・スキル・知識」では、書き方のポイントが若干異なります。
●「資格」の書き方とポイント
資格ごとに「資格名+級数・スコア+取得日」の3点を箇条書きで記載します。基本的には、履歴書と職務経歴書で記入する資格は統一するようにしましょう。定番の資格は下記の通りです。 

・仕事で必要な資格や免許
・仕事で使用しているソフトやツール
・使用しているプログラミング言語
・TOEICのスコア
・論文、特許、学会発表の実績など
●「活かせる経験・スキル・知識」の書き方とポイント
即戦力となる能力や経験、入社後すぐに活かせる知識などを、箇条書きでわかりやすく伝えます。資格と違い、書き方のフォーマットは特にありません。定番の能力や経験は下記の通りです。

・PCスキル(パソコンスキル)
・語学力
・専門的な業務の経験
・コミュニケーション能力
・マネジメント経験

なお、未経験者であっても応募先の業務に関連すると思われる知識や経験を書いたり、多くの資格を取得した(=努力できる)ことをアピールしたりすることにより、採用担当者からの評価につなげられます。

⑤自己PR

職務経歴書の自己PRは、③の職務経歴の内容を踏まえた上で、自分の強みやアピールポイントを300〜400字ほどで記入しましょう。テーマ選びのポイントとしては、自分の経歴やスキルの中で、最も注目してもらいたいものに話題を絞ることです。履歴書の自己PRとテーマは同じで大丈夫ですが、職務経歴書には、より深掘りした内容を書くようにしましょう。

作成時のポイント

職務経歴書を作成する上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

①手書きよりもPC作成がおすすめ

応募先からの指定が無い限り、職務経歴書はPCで作成するようにしましょう。綺麗に仕上がるだけでなく「書類作成できるPCスキルが備わっている」というアピールにも繋がります。

②2枚数は2~3ページに収める

職務経歴書は内容や文字数が多すぎても、アピールポイントがぼやけてしまいますので、枚数は印刷した際に2〜3ページに収まるボリュームを目標に作成しましょう。

③太字や下線を使い読みやすくする

太字や下線を使い、見た目のメリハリをつけ、読みやすくすることも大切です。たとえ文章量が多くなってしまっても、内容の区切りや読んでほしい部分を強調することにより、読みやすさは格段に上がります。

④企業が求めているスキルは必ず書く

職務経歴書には、応募要件などで求められているスキルや資格があれば、忘れずに記入するようにしましょう。特に難関資格は目を引くので、書いておくと評価がプラスされやすいようです。


いかがでしたか?履歴書と合わせて、職務経歴書を正しく書き、転職を成功させましょう。
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