医療業界で働きたい、看護師になる為には?

医療業界で働くということは、人の命に関わる仕事に就くということです。そのため、大きなやりがいがあると共に、高い技術力とモラルが求められる仕事でもあります。医療業界の仕事というと、医師や看護師などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?そのほかは、診療放射線技師や薬剤師、介護福祉士や医療事務、製薬会社や医療機器メーカーの営業など、多くの人が医療業界を支えています。医療業界と一口にいっても、様々な関わり方があるため、医療業界で働く際には、自分に合った職務を選ぶ必要があります。

そんななかでも今回は看護師に注目し、看護師になるためには何が必要なのか、また医療現場の現状や異業種からの転職に関してお伝えいたします。

 

看護師になるには

看護師になるには、看護師免許の取得が必須となります。看護師免許を取得するには、文部科学大臣が指定する学校や、都道府県知事が指定する看護師養成所を卒業した後、看護師国家試験を受験し、合格する必要があります。看護師国家試験は、毎年2月中旬頃に実施されており、試験が行われるのは、北海道や東京都、愛知県、大阪府、福岡県など12都道府県です。例年、必修問題50問(1問1点)、一般問題130問(1問1点)、状況設定問題6年60問(1問2点)が出題されていて、2022年2月に実施された、第111回看護師国家試験では、受験者65,025人のうち、59,344人が合格で、合格率は91.3%でした。なお、新卒者だけで見ると59,148人が受験していて、合格者は57,057人、合格率は96.5%でした。過去5年間を見ても、新卒者と既卒者を合わせた、全体の合格率は90%前後です。

 

医療業界の現状

高齢化社会を迎えている日本では、介護と医療の連携や、地域に根ざした医療体制の強化などが求められています。そのため、今後は病気になるのを防ぐための予防医療や、リハビリテーション、生活を支える介護などの分野に積極的に参入する病院や企業も増えると予想されます。高齢化がさらに進めば、医療業界で働く人の需要はますます高まり、医療を効率的に提供するための地域医療構想や診療報酬の改定など、環境もさらに整備されていくと予想されます。

 

異業種から病院事務職への転職

医師や看護師のように、国家資格が必要な仕事へ就こうとする場合は、資格取得から目指さなければなりませんが、医療事務のように、特に資格がいらない職種でなら、比較的転職しやすいかもしれません。ただし、医療事務は人気の職種でもあるため、医療事務資格があると採用に有利になる可能性があります。

また医療事務の場合、転職活動をしながら医療事務の資格を取得する方法もありますが、事務職に求められる役割は変化していて、ハイスキルな人材が求められる傾向が急速に高まっているため、異業界から事務職を目指す場合は、事務職に活かすことのできる、自分なりの強みをもつことが大切だと言えます。

 

転職活動で大切なこと

医療業界へ転職する際には、自分の活かせるスキルや経験を最大限にアピールするようにしましょう。たとえば、パソコンスキルや顧客対応などで培ってきた交渉スキルなどは、異業種から医療業界へ転職する際にも活かすことができます。今まで経験してきたキャリアやスキルを整理し、積極的にアピールしましょう。

 

やりがいが大きく、比較的安定している医療業界は、異業界から転職する人も少なくありません。医師や看護師のように、国家資格が必要な仕事も多いですが、医療機器メーカーの営業や病院の医療事務など、資格がなくても就ける職種もあります。

plusjobには、未経験でもチャレンジできる医療系の職種を多数掲載しています。医療業界への転職をお考えの方は、ぜひ活用してみてください!

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