介護職でもボーナスはもらえる?


高齢化の進行によって、今後ますます需要が高まるとみられている介護職ですが、これから介護職に就きたい人が気になるのは、やはり給与事情ではないでしょうか?
毎月どれくらいの給与がもらえて、どれくらいのボーナスが出るのかは、仕事を選ぶうえでも気になるポイントのひとつですよね。そこで今回は、介護職のボーナスを含めた給与事情をご紹介いたします。

介護職もボーナスはもらえる?

企業で働く人にとって、ボーナスが支給されるかどうかは、仕事に対するモチベーションなどに大きく関わってくるものですよね。しかし、支払う側からするとボーナスを支給することは、法律上の義務とされていないために、ボーナスを支給しないところも少なくありません。ここでは、介護職におけるボーナス支給の有無などをご紹介いたします。

・支給は義務ではないため、事業所による

前述しましたが、ボーナスの支給は義務ではないので、働く事業所や施設によりボーナスが支給されるかどうかは変わってきます。ただ、ボーナスの支給がないからといって、給料が安いとは限りません。ボーナスの支給がない分、毎月の固定給を高く設定している事業所もあれば、反対にボーナスの支給はあっても毎月の固定給が安い事業所もあります。

・正規職員のほうが支給される事業所が多い

ボーナスが支給されるかどうかは、雇用形態によっても変わります。これは介護職に限ったことではありませんが、非正規雇用の人よりも正社員として雇用されている人の方が、ボーナスを支給される可能性が高いというのが実情です。非正規雇用でも事業所によっては支給されるケースもありますが、基本的には正社員にのみ支給する事業所が多くなっています。

介護士のボーナスはどれくらい?

介護職員が1年間にもらえるボーナスの額は、一体どのくらいなのでしょうか?ここからは介護職員に支給されるボーナスの額はもちろん、平均月給や平均年収などの給与事情についても合わせてご紹介いたします。

・介護職員の月給と平均年収

2021年の賃金構造基本統計調査にもとづいた介護職員の平均月給は25万600円で、平均年収は352万8,000円です。2021年度に厚生労働省が公表した、介護従事者処遇状況等調査結果によると、2021年の4月から9月までの間に、給与を引き上げたとする事業所や施設は約50%です。つまり、約半数の事業所や施設で、給与が上がっているようです。

・介護士(福祉施設介護員)の賞与支給額

2021年の賃金構造基本統計調査によると、介護職員が1年間にもらえるボーナス額の平均は、52万800円となっています。この金額はあくまでも平均で、事業所や施設の規模が大きくなるほど、支給額も多くなる傾向にあるようです。

介護士のボーナスは上がってる?

2021年度の介護従事者処遇状況等調査の結果によると、給与等の引き上げ実施方法として、賞与等の支給額を引き上げる予定と回答した事業所は、14.2%となっています。この結果を見る限りでは、介護職員のボーナスが上がっているとは言い難い状況なのがわかります。

勤続年数でどれくらいの違いがあるか

ボーナスの支給額は、勤続年数によっても変わります。たとえば、2021年の賃金構造基本統計調査によると、40歳で勤続年数1年以上5年未満の人がもらうボーナス支給額の平均は44万6,500円なのに対し、15年以上の人の支給額は76万4,400円です。当然といえば当然ですが、実にその差は30万円以上の開きがあります。やはり傾向として、長く勤務した人のほうが支給額は多くなるようです。


介護職に就いて、ボーナスのアップを目指すのであれば、長く勤務することや介護福祉士、ケアマネジャーなどの上位資格を取得することなどが必要です。また、ボーナスをアップする方法は、キャリアアップ以外にもほかの施設に転職する方法などもあります。plusjobでは、資格の取得を目指せる事業所からの求人など、キャリアアップを目指しながら転職のできる求人も多数掲載しております。これから介護職で転職をお考えの方は、ぜひplusjobをご活用ください!
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