福祉職に携わることで得られる満足感や達成感とは


突然ですが、みなさんは福祉のお仕事にどのようなイメージをお持ちでしょうか?「重労働」や「きつい」などのネガティブなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか?今回は、そんな福祉のお仕事のなかでも介護士のやりがいや魅力に焦点を当ててみたいと思います!

介護士のやりがいや魅力を感じる瞬間

介護労働安定センターが実施した、令和3年度介護労働実態調査によると、調査に回答した介護職員7,517人のうち、 48%の方が「仕事の内容とやりがい」に対して、満足しているという回答していることがわかりました。一方で、不満足と回答している方は、わずか5.3%でした。また同調査において、現在の仕事を選んだ理由としては「働きがいのある仕事だと思ったから」が、45.5%で最多となっており、次いで「今後もニーズが高まる仕事だから」が29.2%「人や社会の役に立ちたいから」が28.9%となっています。働きがいややりがいを理由にして介護の仕事を選んでいることが多いことがわかります。では、どのような瞬間にやりがいや魅力を感じられるのでしょうか?

たくさんの感謝の言葉や笑顔に出会える

介護士は、ご利用者やそのご家族と直接関わることが多い仕事です。ご利用者やご家族の笑顔を見ることができたり、感謝の言葉を直接かけていただけることも多く、ニコっと笑って「〇〇さん、いつもありがとう」と言われると、大変嬉しいものです。人や社会の役に立っている実感を得やすい仕事と言えます。

人生の先輩方から学ぶことがたくさんある

ご利用者は心身機能の低下や疾病等によって介護を必要とされていますが、介護者にとっては人生の先輩です。戦争や震災、戦後の日本の高度成長期など、私たちが知らない時代を懸命に生きてこられた、人生の先輩方からのお話はとても貴重なものです。ご利用者をサポートすることが介護士の仕事ではありますが、ご利用者から逆に元気をもらうことや、学ばせていただくことがたくさんある仕事だと現職員たちは言います。それは、お金には代えられない財産となるでしょう。

ご利用者の変化が嬉しい

介護士は、ご利用者の生活の質(QOL)の向上を目指して、介護サービスを提供しています。ご利用者に良い変化が見られたときは、大きなやりがいを感じることができることでしょう。たとえば、日々の介護者によるケアや関わりによって、これまでできなかったことができるようになったり、塞ぎこみがちだった方の笑った顔が見られるようになったりと、間近でご利用者の変化を感じることができることも、働きがいややりがいのひとつとなります。

万が一やりがいを感じなくなった時にすべきこと

達成感・満足感の多い介護士の仕事ですが、それでも万が一やりがいを感じづらくなった時には、まず自身が介護の仕事を選んだ理由や、これまでにやりがいを感じた場面を振り返ってみましょう。そして、不満に思うことや不安に感じていることを整理して、解決方法を考えていきます。たとえば、介護の仕事自体にはやりがいを感じているものの、賃金に不満のある場合には、資格を取得するなど賃金アップの方法を考えて、解決に進むことができます。また、人間関係などの悩みで今の職場ではどうしても解決するのが難しいような場合には、転職を考えるのもひとつです。もしも介護の仕事自体にやりがいや魅力を感じられない場合には、違う職種への転職を考えても良いといったケースもあります。いずれにしても、自身のやりがいや不満や不安が整理できていない内は、正しい解決方法が見つかりません。自身で考えたり、職場の人に相談するのが難しい場合には、外部の転職アドバイザーに相談するという方法もあります。


今回は介護士のやりがいや魅力について解説いたしました。働きやすさや将来性だけでなく、やりがいや魅力にも溢れているお仕事です。あなたは、介護士に向いていそうですか?やりがいや魅力に共感された方は、ぜひ介護士にチャレンジしてはいかがでしょうか。
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